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2023.02.08

循環器内科とは

消化器内科ならお腹、腎臓内科なら腎臓等名前から推測できる科が多いのですが、
循環器内科、と言われても何をしている科かわからない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

我々は血管、心臓を見ることを専門としています。
具体的には心臓を栄養する血管が細くなり、心臓の筋肉への血液や酸素供給不足が原因で起こる狭心症であったり、様々な要因で心臓が疲れてしまった心不全状態になった際に治療を行ったりします。心臓のリズムがおかしくなる不整脈も循環器内科の病気です。

もちろん、これらの病気にならないようにするのが重要です。
一般内科でも高血圧や高コレステロール血症、糖尿病といった生活習慣病の治療を行っていただけますが、循環器内科においては動脈硬化の状態をチェックしながら治療を行っていけます。またこれらの病気が原因で発症する怖い病気(狭心症や心不全)になっていないかの検査も運動負荷心電図や心臓超音波検査で行っていきます。
健康診断を受け、高血圧や高コレステロール血症、糖尿病と言われた方はぜひ一度当院に受診し、心臓の状態、動脈硬化の状態をチェックしながら治療を行いましょう。

心電図異常も循環器内科に受診するべきです。
心電図異常はざっくりとリズムの異常と波形の異常に分けられます
リズムの異常は不整脈と呼ばれます。24時間心電図計を用いて治療に必要な不整脈かの判断を行い、不整脈を起こす心臓の病気が隠れていないか心臓超音波検査で検査をします。
波形の異常は心臓の異常が隠れていることもあるので、やはり心臓の超音波検査を行います。
健康診断で心電図異常が指摘された場合もぜひお越しください。

症状から当院に受診していただきたいものもあります。
1) 動くと胸が重い、押される、痛い、締め付けられる、違和感がある
→狭心症を疑います。
2) 動くと息が苦しい、横になって寝ると息が苦しい。足が腫れて体重が増えた。
→心臓が疲れた心不全状態を疑います。
3) 脈が乱れる、ドキドキした感じがする、一瞬気が遠くなる、ふらつく(立ち上がるとき以外)
→不整脈を疑います。
これらの症状の方は心臓が悪い可能性が高いです。詳細な検査を行い適切な治療を行いましょう。

最後に冷や汗を伴う胸の痛みや締め付け感じが続く場合は心筋梗塞の可能性があります。救急車を呼んでも構いません。必ず早く病院に受診してください。様子を見るのは絶対にダメです。

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