コラム
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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始に特に話題になる事故として、「お餅を喉に詰まらせてしまう窒息事故」があります。
こうしたニュースをきっかけに、**「誤嚥(ごえん)」**について知っていただくことはとても大切です。
誤嚥とは?なぜ注意が必要なのでしょうか
誤嚥とは、食べ物や飲み物、唾液などが誤って気管に入ってしまうことをいいます。
誤嚥が繰り返されると、肺に細菌が入り誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。
実は誤嚥性肺炎は、日本における死亡原因の上位に挙げられており、
高齢者の肺炎の約80%が誤嚥性肺炎ともいわれています。
また、当院に通院されている方にも日頃からお伝えしていますが、
- 転倒・骨折による入院
- 誤嚥性肺炎による入院
これらをきっかけに、認知機能や運動機能が大きく低下してしまうケースは少なくありません。
そのため、元気に生活できている今こそ、予防がとても重要になります。
誤嚥を防ぐために、まずできること(食事の工夫)
誤嚥予防の第一歩は、**「誤嚥しにくい環境づくり」**です。
食事の際に意識したいポイント
- 飲み込みやすい形状にする(刻みすぎず、まとまりのある食事)
- 必要に応じてとろみをつける
- 食事中に急に上を向かない
- 背筋を伸ばし、安定した姿勢で食べる
- テレビや会話に夢中になりすぎず、「飲み込むこと」に意識を向ける
こうした少しの工夫が、誤嚥のリスクを大きく下げてくれます。
食事以外で大切な「口腔ケア」
誤嚥予防では、食事以外の時間のケアも非常に重要です。
特に大切なのが、口腔内の清潔を保つことです。
歯磨きや口腔ケアを行うことで、肺炎の原因となる細菌の増殖を抑えることができます。
また、「しっかり噛めること」も重要なポイントです。
- 入れ歯を使っていない
- 入れ歯が合わず、噛みにくい
- 食事に時間がかかるようになった
このような場合は、歯科や口腔外科への相談をおすすめします。
噛む力が保たれることは、誤嚥予防だけでなく、全身の健康にもつながります。
まとめ 〜いつまでも「食べる楽しみ」を大切に〜
誤嚥は、誰にでも起こり得る身近な問題です。
しかし、日々のちょっとした意識と工夫で、そのリスクは確実に減らすことができます。
- 食事の形や姿勢を工夫する
- 口腔ケアを習慣にする
- 噛みにくさを放置しない
「いくつになっても美味しく、楽しく食べること」
それは、健康で長く自分らしく過ごすための大切な要素です。
気になる症状やご不安があれば、いつでもご相談ください。
当院では、誤嚥予防も含めた日常生活のサポートを大切にしています。
