コラム
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──「話す・考える・笑う」を同時にできる最強の趣味🎲♟️
こんにちは、つねかわ内科・ハートクリニックのつねかわです😊
今回は「認知症予防」に役立つ“日常の楽しみ”として、ボードゲーム(カードゲームや麻雀など)をおすすめしたい理由をお伝えします。
運動や睡眠と並んで、**“人と話す・頭を使う”**ことが認知機能を守る重要な要素です。
ボードゲームはこれを自然に一度に満たしてくれる、まさに一石三鳥の活動なんです✨
🌟 なぜボードゲームが良いのか?
認知症予防の研究で繰り返し出てくるキーワードは…
- 🧩 認知的刺激(戦略・計算・記憶など頭を使うこと)
- 🗣️ 社会的交流(会話・笑い・つながり)
- 😄 楽しさ(ストレス軽減・気分改善)
これら3つを一度に満たす活動は実は少なく、ボードゲームはその代表格。
複数の研究でも、定期的な盤上ゲームや麻雀が認知機能の維持や気分改善と関連していることが示されています📚(ただしまだ「因果関係」までは確定されていません)【参考文献あり】
🍀 期待できる効果(研究から)
- 🧠 認知機能の維持・改善の兆し:注意力・計算力・記憶などに良い傾向📊
- 💬 うつや孤独感の改善:人と会話すること自体が脳の運動に
- 💡 認知刺激療法(CST)との共通点:ボードゲームは“ゆるいCST”としても期待されます
🎲 おすすめゲーム例
まずは簡単なものから
- UNO、ドブル(反射系)、カルカソンヌ(タイル配置)
- トランプの大富豪・スピードなど
戦略・記憶系
- 将棋、チェス、オセロ、スクラブル
- カタン、チケット・トゥ・ライドなど軽い戦略ゲーム
会話+戦略が両立するもの
- 麻雀(記憶・計算・コミュニケーションに◎ ※賭け事NG)
- 人狼ゲームなど心理戦を含むゲーム🕵️♀️
⏳ どのくらいやればいい?
- 目安は週2〜3回、1回30〜60分
- ルールやゲームをローテーションして刺激の種類を増やす
- まずは「勝ち負けより会話重視」で😊
📝 実践のコツ
- 最初はルールを簡素化して“成功体験”から
- 自治会サロンやゲームカフェなど地域の場を活用
- 家族や孫と一緒にやると世代間交流にも👍
- 深夜・長時間プレイや賭け事は避ける
⚠️ 注意点
- まだ「認知症を防ぐと断言できる」段階ではありませんが、有望な習慣です📖
- あくまで運動・睡眠・食事などと合わせて取り組むのが大切です🍀
🌈 まとめ
認知症予防は薬だけではなく、“小さな習慣”の積み重ねが大切です。
ボードゲームは「頭を使う」「人と話す」「笑う」を一度に満たせる素敵な活動です🎲♟️
まずは週に2回、ご家族や友人と短めのゲームから始めてみませんか?😊
📚 参考
- Dartigues JF et al., Playing board games, cognitive decline and dementia. PMC
- Wang J. Association of Playing Cards or Mahjong with Cognitive Function in Older Adults. PMC
- Schultz SA et al., Participation in cognitively-stimulating activities …
- Penninkilampi R. The Association between Social Engagement, Loneliness and Risk of Dementia. PubMed
- Desai R. Effectiveness of Cognitive Stimulation Therapy (CST)…