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2025.05.15

サウナでととのう際の注意点

突然ですが僕は銭湯が大好きです。学生時代から大学近くの銭湯(今はなくなってしまいました)に行ったり、今はスーパー銭湯にもちょくちょく行ってます。銭湯、というよりサウナが好きなのですが、サウナに入る際に「心臓に病気をお持ちの方は主治医に確認してください」との注意書きをよく見ます。

少し心疾患をお持ちの方が、サウナに入る際の注意点をまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。

🩺 対象となる疾患

  • 高血圧
  • 狭心症(安定型)
  • 不整脈(軽度・コントロール良好なもの)
  • その他、循環器疾患がある方

✅ ご利用条件(以下すべてを満たす方に限ります)

  • 症状が安定しており、最近1か月以内に発作や異常がない
  • 血圧がコントロールされている(目安:160/100 mmHg未満)
  • 現在服薬中の薬をきちんと服用している
  • 入浴・温熱によって過去に体調を崩した経験がない

♨️ サウナの利用方法

項目指導内容
温度80℃以下の低温サウナを選択してください
時間1回の入室は5分以内にとどめてください
セット数1回または2セットまでにしてください(初回は1セット推奨)
水風呂利用はしないでください(体への急激な冷却は危険です)
休憩サウナ後は涼しい室内または外気で5〜10分休憩をとってください
水分補給入浴前後・途中にこまめな水分補給を行ってください(目安:コップ1杯ずつ)
同伴なるべくお一人での利用は避け、家族などの同伴をおすすめします

⚠️ サウナを中止すべき症状

以下のような症状が出た場合は、すぐにサウナ利用を中止し、安静にしてください。必要に応じて医療機関を受診してください。

  • 胸の痛み・締めつけ感(狭心症の可能性)
  • 激しい動悸や脈の乱れ(不整脈の可能性)
  • めまい、ふらつき、吐き気
  • 顔面蒼白、冷や汗、息切れ
  • 強い疲労感、異常な発汗

❌ サウナを避けていただくケース

以下に該当する場合は、原則としてサウナ利用をお控えください

  • 最近、心筋梗塞・狭心症の発作があった
  • 血圧が160/100 mmHgを超えている
  • 頻繁な不整脈や失神発作がある
  • 強い貧血、脱水傾向、体調不良がある
  • 医師からサウナを避けるように指示された

🗨️ 医師からのひとこと

サウナはリラクゼーション効果が期待できますが、循環器疾患のある方にはリスクもあります
安全に楽しむためには、無理をせず、自身の体調を正しく把握することが最も大切です

心配なことがあれば、いつでもご相談ください。

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