コラム
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突然ですが僕は銭湯が大好きです。学生時代から大学近くの銭湯(今はなくなってしまいました)に行ったり、今はスーパー銭湯にもちょくちょく行ってます。銭湯、というよりサウナが好きなのですが、サウナに入る際に「心臓に病気をお持ちの方は主治医に確認してください」との注意書きをよく見ます。
少し心疾患をお持ちの方が、サウナに入る際の注意点をまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
🩺 対象となる疾患
- 高血圧
- 狭心症(安定型)
- 不整脈(軽度・コントロール良好なもの)
- その他、循環器疾患がある方
✅ ご利用条件(以下すべてを満たす方に限ります)
- 症状が安定しており、最近1か月以内に発作や異常がない
- 血圧がコントロールされている(目安:160/100 mmHg未満)
- 現在服薬中の薬をきちんと服用している
- 入浴・温熱によって過去に体調を崩した経験がない
♨️ サウナの利用方法
項目 | 指導内容 |
---|---|
温度 | 80℃以下の低温サウナを選択してください |
時間 | 1回の入室は5分以内にとどめてください |
セット数 | 1回または2セットまでにしてください(初回は1セット推奨) |
水風呂 | 利用はしないでください(体への急激な冷却は危険です) |
休憩 | サウナ後は涼しい室内または外気で5〜10分休憩をとってください |
水分補給 | 入浴前後・途中にこまめな水分補給を行ってください(目安:コップ1杯ずつ) |
同伴 | なるべくお一人での利用は避け、家族などの同伴をおすすめします |
⚠️ サウナを中止すべき症状
以下のような症状が出た場合は、すぐにサウナ利用を中止し、安静にしてください。必要に応じて医療機関を受診してください。
- 胸の痛み・締めつけ感(狭心症の可能性)
- 激しい動悸や脈の乱れ(不整脈の可能性)
- めまい、ふらつき、吐き気
- 顔面蒼白、冷や汗、息切れ
- 強い疲労感、異常な発汗
❌ サウナを避けていただくケース
以下に該当する場合は、原則としてサウナ利用をお控えください。
- 最近、心筋梗塞・狭心症の発作があった
- 血圧が160/100 mmHgを超えている
- 頻繁な不整脈や失神発作がある
- 強い貧血、脱水傾向、体調不良がある
- 医師からサウナを避けるように指示された
🗨️ 医師からのひとこと
サウナはリラクゼーション効果が期待できますが、循環器疾患のある方にはリスクもあります。
安全に楽しむためには、無理をせず、自身の体調を正しく把握することが最も大切です。
心配なことがあれば、いつでもご相談ください。