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2023.09.02

インフルエンザワクチンについて

コロナウィルス感染症が猛威を振るっている現在ですが、今年はインフルエンザも流行しそうだとの嫌な予測があります(日本感染症学会からの提言を参考にしています 詳しくはhttps://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=46 を)。

上記画像に示すように、季節性インフルエンザの重症化率、死亡率においては60歳以下ではオミクロン株によるコロナウィルス感染症と比べて全く差がないのが現実です。ただ昨年までの3密回避等でインフルエンザ罹患率は大幅に減っていることから、社会全体のインフルエンザに対する集団免疫が低下しており、発症リスクや重症化リスクは従来より高いと予測されています。

厚生労働省のインフルエンザQ&Aというサイトによると、「インフルエンザワクチンには、発病を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。
 国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています※1。」とあります。

上記の日本感染症学会の提言にも「ワクチン接種が是非必要な人は、65歳以上の高齢者、5歳未満のお子さん、そして年齢には関係なく、心臓や肺などに慢性の持病のある方、悪性腫瘍で治療中の方、高度の肥満の方です。また、これらの方と一緒に生活されておられる方、学校や職場で人との接触の多い方も積極的に受けて頂きたいと思います。65歳以上の高齢の方は、インフルエンザから肺炎を起こすリスクが高いので、是非ワクチンの接種を受けて下さい。」とあります。

当クリニックでも9月中頃よりワクチン接種の予約を開始する予定です。詳しくはホームページで連絡させていただきますのでご覧いただければ幸いです。

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