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2023.02.08

運動療法について

厚生労働省の健康情報サイトによると、運動療法とは「障害や疾患の治療や予防のために運動を活用すること」と記載があります。
従来は整形外科疾患をターゲットにしていることが多かったですが、最近ではよく運動をする人は、高血圧や糖尿病になりにくくなることやこれらの疾患の改善効果があることがわかってきています。また骨粗しょう症や筋肉量低下からの寝たきり予防にも有用であるとされており、さらには認知症予防やうつ病に対しても効果があると言われています。

日本動脈硬化学会等がまとめた「脳心血管疾患予防のための包括的リスク管理チャート」では、身体活動、運動については「中強度以上の有酸素運動を中心に定期的に(毎日30分以上を目標に)行う」とあります。
「有酸素運動」というとウォーキングや水泳があります。これに加え、「レジスタンス運動(いわゆる筋肉トレーニング)」を行うことで筋肉量を維持することも重要です。散歩するにも筋肉が必要ですもんね。
さらには「ストレッチング」を行うことでけがの予防につながります。

ただ運動療法を行ってはいけない方もいらっしゃいます。
やみくもの運動を行えばよいわけでもありません。

当クリニックでは運動療法を希望される方に対して、「心臓リハビリテーション指導士」の資格をもった医師が、「心肺機能運動負荷試験」を実施したうえで適切な負荷量を決定していきます。その負荷量にのっとり、「有酸素運動」「レジスタンス運動」「ストレッチング」を指導させていただきます。

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