「今どのようなお薬を飲まれていますか？」
様々な場面でこのような質問がされると思います。
自分自身の飲まれている薬を把握されている方はよいですが、そうでない方はおくすり手帳をもって通院されるとよいと思います。

患者様から「薬を減らせませんか？」と聞かれることがあります。
薬を出している立場からすると落ち着いている状態であればこのままの投薬内容を続けていきたいところですが、薬を飲んでいる立場に立てば少しでも飲む薬は減らしたいと思うのは当然です。
現在の状態が落ち着いている方は是非一度飲んでいるお薬を確認していただき、それが何のために出されている薬なのかを確認するべきだと思います。

現在は2種類、3種類の薬が1つにまとまった合剤タイプの薬もあり、これに変更することで薬の数が減らせることもあります。

大事なことは自分がなぜそのお薬を飲む必要があるのか理解されることです。
動脈硬化予防の観点からは「血圧がよくなった」「コレステロールの値がよくなった」からと言って、それらのお薬を止めるべきではありません。
それらは服用し続けることによって怖い「脳梗塞」「心筋梗塞」になるリスクを下げてくれることが統計学的に証明されているからです。

「薬」と思うのではなく、「動脈硬化を予防するサプリメント」と思えば、抵抗感なく薬が飲めるようになるかもしれません。
しかもそのサプリメントは保険適応で安く買えるし、しかも効果が統計学的に証明されています。飲むしかないでしょ！

冗談はさておき、自分がなぜその薬を飲まなければならないか理解していただけるようしっかり説明させていただきます。
ご不明な点がありましたら、気楽に質問してください。