動脈硬化という言葉を聞いたことがない方はいないと思いますが、それが何か、というと説明できない方が多いと思います。
動脈硬化とは、血管の内側にコレステロール等がたまって血管の中が狭くなった状態をいいます。脳の血管が細くなれば脳梗塞の原因に、心臓を栄養する血管が細くなれば、狭心症、心筋梗塞の原因になります。
認知症の種類によっては動脈硬化が原因になることもあります。

では動脈硬化の原因は何でしょうか。高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙等、様々な要因があげられます。
分かりやすく考えると、肥満の方は動脈硬化になりやすいと言えます。いわゆる「メタボリックシンドローム」というやつです。
また喫煙も大きな危険因子です。心筋梗塞になられる方は60歳以上の方が多いですが、40歳代の方でも起こすことがあります。そのような方は喫煙されている方が多い印象です。

怖い病気になる前に健診を受けて、生活習慣病の早期発見、早期治療を行うことが重要ですし、運動を行って肥満から脱却することも重要です。

当クリニックでは禁煙外来を行って皆様の禁煙の手助けをさせていただくとともに、最新の運動器具を用いて運動療法を行うことで、適切な体重維持ができるようお手伝いさせていただきます。